英語を話せるようになりたいと考える人は多いですが、英語の勉強は難しそうなイメージがあったり、忙しくて勉強ができないケースも多いでしょう。
またそういった方は、
「英語を話せるようになるにはどれくらいの時間が必要なの?」
「具体的にどうやって勉強すればいいんだろう?」
などと多くの疑問を感じて、勉強を始めるまでのハードルが高くなっているのではないでしょうか。
そこで今回この記事では、
- 英語習得に必要な時間
- 英語が話せるようになるまでのプロセス
- 英語学習を継続するコツ
といったことを英語学習初心者でも分かりやすいように紹介・解説していきますよ。
ぜひこの記事を最後まで読んで「話すための英語学習」について詳しくなり、英語を自由に使いこなせるようになりましょう!
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英語を話すために必要なスキル
英語を話すために勉強を始めようと思っても、どんなスキルを身に付ければいいのか分からなかったらいつまでたっても英語は話せません。
そこでこの章では、英語を話すために必要になる「スピーキングスキル」と「リスニングスキル」について詳しく解説してくのでぜひチェックしてみてください。
それではさっそく見ていきましょう。
スピーキングスキル
まず初めに「スピーキングスキル」について。
会話を構成する「話す」と「聞く」のうち、「話す」の部分にあたるスピーキングスキルは、
- 英作文力
- 瞬発力(思ったことをすぐに英語に変換する力)
- 語彙力
- 発音力
といった要素で構成されており、何か一つだけでも欠けているとスピーキングスキルは伸びなくなってしまいます。
またこの中でも「瞬発力」はスピーキングにおいてとくに重要。
というのも日本人は英語を話すトレーニング経験が著しく低いことから、頭の中では英文が出てきていても、いざ口に出すとなると言葉が出てこない、というケースがよくあるため。
そのため、思考を英語で表現することは時間をかけてじっくりと練習する必要がありますよ。
リスニングスキル
次に「リスニングスキル」について。
会話を構成する「話す」と「聞く」のうち、「聞く」の部分にあたるリスニングスキルは、
- 文法力
- 観察力
- 語彙力
- 発音力
といった要素で構成されており、先ほどと同様にすべての要素が備わっていないと高いリスニング力は期待できません。
リスニングでとくに意識すべきポイントは「発音力」です。
なぜなら、日本人は一つの単語を一つの発音でしか覚えていないケースが多いため。
例えば、前置詞の「to」は「トゥー」と発音する、と覚えている方が多いと思いますが、toの前後の単語や文章によっては「ダ」や「ナ」、「タ」と発音することがあります。
そのためトゥーの発音しか覚えていない方は、toを使われている文章が理解できないことが多いでしょう。
そのことから、ネイティブの発音の仕組みや種類を知っておくことがリスニングスキルを磨くうえで重要といえますよ。
以上2つの説明からわかるようにスピーキング、リスニングどちらにも「語彙力」と「発音力」が共通して必要なスキルであるため、英語学習初心者の場合はこれらのスキル優先して身に付けるべきでしょう。
また、記事下部「英語が話せるようになるまでのプロセス」では、必要なスキルを身に付けるための具体的な勉強法を解説していますよ。
ペラペラになるには3,000時間が必要
実はアメリカ国務省のFSIという語学機関の調査によると、日本人が英語を習得するために必要な時間は3,000時間とされています。
漠然と「英語を話せるようになりたい!」と思っている方にとっては、3,000時間という数字はかなり多く感じるのではないでしょうか。
しかしこの3,000時間のうち、学生時代に1,000時間程度英語を勉強している人が大半なので、いまから勉強するのは2,000時間となります。
2,000時間といわれてもピンとこない方も多いと思うので例を挙げると、
- 毎日30分の勉強 → 4,000日
- 毎日2時間の勉強 → 1,000日
- 英会話1レッスン(25分) → 4,800レッスン
といったように、ペラペラになるには膨大な時間が必要になることが分かりますね。
ですがこの時間はあくまでも目安であり、効率の良い学習法を実践できれば習得までの時間を大幅に省略できるため、「2,000時間必要」ということが全員に当てはまるわけではありませんよ。
もちろん無駄の多い勉強をしていては2,000時間以上かかるケースも大いにあるので、効率よく英語学習をしたい方は、次章で紹介している学習法をチェックしてみてくださいね。
英語が話せるようになるまでのプロセス
前章でお伝えしたように英語習得には膨大な時間が必要なため、学習法を間違えるといつまで経っても英語が話せません。
そこでこの章では、「英語を話す」ことにフォーカスした効率の良い学習の進め方をご紹介していくので、学習法が確立されていない方はぜひ実践してみてください。
それでは順番に詳しく解説していきます。
①目指す英語力を明確にする
まず最初のステップは、「目指す英語力を明確にする」こと。
というのも、目指す英語力を決めずにゴールが見えないまま学習をすると精神的なストレスが多く、学習を途中で諦めやすくなってしまうため。
そのため自分の英語を習得する目的に応じて、
- 洋画や海外ドラマを字幕なしで見られるレベル
- 自分の考えをスラスラと英語で言えるレベル
- TOEICで800点以上が取れるレベル
などのように、目指す英語力を設定するようにしましょう。
このようにあらかじめ目標をつくっておくことで、やる気が出やすくなったり学習効果も実感しやすくなりますよ。
②インプットとアウトプットを繰り返す
次に2つ目のステップは、「インプットとアウトプットを繰り返す」こと。
英語に限らずどの分野でも同じことが言えますが、何かを学びたいのであればインプットとアウトプットをひたすら続けることが最も効果的です。
とくに英語の場合はインプットをする時間が多くてアウトプットする時間が少なくなりがちなので、意識的にアウトプットをするようにしましょう。
英語学習におけるインプットの例としては、
- 単語や熟語、文法の記憶
- 洋画や教材CDで発音を聞く
- 日常でよく使うフレーズを覚える
などが挙げられます。
またアウトプットの例としては、
- 音読
- シャドーイング
- 英語日記(英作文)
などが挙げられますよ。
③身の回りのことを英語で説明できるようになる
次に3つ目のステップは、「身の回りのことを英語で説明できるようになる」こと。
ひとつ前のステップでインプットとアウトプットを繰り返していくうちに、だんだんと英語の理解が深まってきて少しずつ話せるようになってくるでしょう。
そこで自分の英語力をより実用的なものにするために、自分の身の回りのことを英語で説明できるようになるのがおすすめ。
具体的なやり方は以下の通り。
例)テーブルの上にコーヒーが入ったコップが置いてある状態
- 状況を英語で説明する(There is a coffee on the table)
- 説明できればOK、説明できなければなぜできなかったのか考える
- 説明するために必要な単語や文法を調べる
このように、目に入る身の回りのことを英語で説明する癖をつけていくと、自分に必要な英語力が浮き彫りになって勉強すべきことが分かってきますよ。
④オンライン英会話を利用する
最後に4つ目のステップは、「オンライン英会話を利用する」こと。
これまでのステップである程度の英語が話せるようになったら、実際にオンライン英会話を利用してネイティブの先生と英語で話してみましょう。
オンライン英会話を利用する際に意識しておきたいポイントは、
- レッスンごとに目標設定をする
- 覚えたてのフレーズや表現を会話の中で使う
- 分からないことはどんどん質問する
- 自分と性格の合う講師を見つける
といったことを意識することで、より早く英語が上達するでしょう。
また英会話は最初のうちは恥ずかしいかもしれませんが、間違った英語を使ったとしても講師はもちろんバカにしないですし、間違えることで徐々に英語力が身に付いていくので、恥ずかしがらないことも重要なポイントですよ。
おすすめオンライン英会話サービス
前章でご紹介した内容の中で、”オンライン英会話を利用する”という部分がありましたが、「オンライン英会話って種類が多いし、どれを選べばいいのかわからない…。」と思う方もいるでしょう。
そこでここでは、数あるサービスの中からおすすめのオンライン英会話サービスを3つ厳選してご紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
それでは一つずつ詳しく見ていきましょう。
レアジョブ 英会話
料金 | 日常英会話コース(4,620円/月、8レッスン) |
開講時間 | 毎日朝6時~深夜1時まで |
公式HP | https://www.rarejob.com/ |
まず1つ目のサービスは、「レアジョブ 英会話」です。
レアジョブ 英会話は、第二言語として英語を習得したフィリピン人講師が6,000人以上も在籍しており、同じ英語学習者としての目線を持った講師とレッスンを進めていけることが魅力的。
また教材の数が多いことも特徴で、
- 日常会話
- ビジネス英会話
- ディスカッション
- 発音
などのように、全部で5,000以上の教材が用意されているので、自分の目的にぴったり合った教材を使ってレッスンを受けられますよ。
また教材の種類が多すぎて自分では選べない場合でも、カウンセラーと相談しながら選べるサポートもあるので、初心者でも安心して利用できるんです。
それに加えて初回限定で無料体験レッスンも実施しているので、どんな雰囲気で英会話をするのか気になる方はぜひ無料体験を活用してみてください。
DMM 英会話
料金 | スタンダードプラン(3,240円/月、毎日1レッスン) |
開講時間 | 24時間365日 |
公式HP | https://eikaiwa.dmm.com/ |
次に2つ目のサービスは、「DMM 英会話」です。
DMM 英会話は、24時間365日いつでも受講できることが特徴で、忙しい社会人や子育て中の方でも空いた時間を有効に使いやすいですよ。
また、英語学習初心者向けに日本人講師とのレッスンも用意されているので、いきなり英語だけでのレッスンが不安な場合でも徐々にレベルアップしやすいことはうれしいポイントといえますね。
そのほかにも、
- 専用アプリで気軽に学習できる
- 133か国の講師が在籍している
- ネイティブ講師に特化したプランがある
などといったように英語学習者が求める要素が多くあるので、使いやすさを重視したい方にはとくにおすすめのサービスですよ。
プログリット
料金 | ビジネス英会話コース(514,800円/3ヶ月、専用カリキュラム) |
開講時間 | 平日/祝日…12:30〜21:00、土日…9:30〜18:00 |
公式HP | https://www.progrit.co.jp/ |
最後に3つ目のサービスは、「プログリット」です。
プログリットは、科学とデータをもとに3ヶ月という短期間でビジネス英語を身に付けられることが最大の特徴で、挫折しがちな英語学習を習慣化させることにフォーカスしたコーチングを受けられますよ。
また一般的なオンライン英会話では画一的なカリキュラムが採用されることが多いですが、プログリットでは一人ひとりに合わせた専用カリキュラムを使って学習していくため、自分に合った効率の良い勉強ができることも大きなメリットといえるでしょう。
それだけでなく、
- 学習専用アプリや学習進捗管理アプリの提供
- 専属コンサルタントによる目標設定、モチベーション維持のサポート
- オンラインチャットや英語添削サービス
といった、学習をサポートしてくれる取り組みも多く用意されています。
英語学習を続けるコツ
ここまでは英語を話せるようになるまでの勉強法について詳しく解説してきましたが、実際に勉強をしているときに感じる最大の難関は「学習を続けること」ではないでしょうか。
そこでこの章では、英語学習を続けるために知っておきたい2つのコツをご紹介していきますよ。
それではさっそく解説していきます。
モチベーションを維持する
まず1つ目のコツは、「モチベーションを維持する」こと。
やはりモチベーションがない状態では学習を続けることは難しく、何かしらの目的をもって学習することで成長が早くなったりもします。
ですが無理やりやる気を出すのも難しいので、
- グローバルなビジネスシーンで活躍したい
- 外国人の恋人をつくりたい
- TOEICで高得点を取りたい
などのように、思うだけでやる気が出てくるような目標を持っておくことでモチベーション低下を防ぐことができますよ。
ランゲージエクスチェンジをする
次に2つ目のコツは、「ランゲージエクスチェンジをする」こと。
ランゲージエクスチェンジとは、母国語が異なる人同士がお互いに言語を教えあうことであり、自分が日本語を教える代わりにパートナーから英語を教えてもらうことができる、といった具合です。
このサービスのメリットとしては、自分の英語を無料で添削してもらえることや外国人の友人がつくれることなどが挙げられ、お互いに学習意欲がある人同士なのでリスペクトしあえるのも魅力の一つといえます。
また、昔では実際に合ってコミュニケーションを取ることが主流でしたが、現在ではアプリ上で教えあうことが多くなり、より手軽にランゲージエクスチェンジできるようになりました。
なおランゲージエクスチェンジができるアプリは数多くありますが、
- HelloTalk
- Lingbe
- Tamdem
といったアプリは利用者数が多くおすすめなので、ぜひ使ってみてくださいね。
まとめ
今回この記事では、英語が話せるようになるために必要な情報を紹介・解説してきましたが、いかがでしたか?
最後にもう一度、英語が話せるようになるまでのプロセスとおすすめのオンライン英会話サービスをまとめるので、一緒に振り返っていきましょう。
◇英語が話せるようになるまでのプロセス
- 目指す英語力を明確にする
- インプットとアウトプットを繰り返す
- 身の回りのことを英語で説明できるようになる
- オンライン英会話を利用する
◇おすすめオンライン英会話サービス
- レアジョブ 英会話
- DMM 英会話
- プログリット
ぜひこの記事を参考に効率の良い英語学習を始めて、ネイティブとのスムーズなコミュニケーションを実現しましょう!
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