グローバル・IT化が進む日本ではビジネスシーンで英語が必要になることも増えてきており、英語を学習しようと思い始める社会人がより一層増えてきています。
また、忙しい社会人は英会話教室に通う時間をつくりにくいことや、空き時間を有効に使うために「本」を使った英語学習が最適。
しかし、いざ自分が本で英語学習を始めようと思っても、
「英語学習本はどうやって選ぶのが正解?」
「前に英語を勉強しようと思ったときにはすぐに辞めてしまった…。」
などの疑問や不安を感じてなかなか一歩踏み出せない方もいるのではないでしょうか。
そこで今回この記事では、
- 正しい英語学習本の選び方
- スキル別におすすめの英語学習本
- 本で英語を学ぶ際の注意点
などをわかりやすいように紹介・解説していきますよ。
ぜひこの記事を最後まで読んで本を使った英語学習を始め、英語を使えるスマートな社会人になりましょう!
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英語学習本を正しく選ぶポイント
英語学習本は多くの種類があり、実際に書店や通販サイトを見てみると「英語学習本ってこんなに種類があるの?」と驚く方もいるでしょう。
それと同時に、その種類の多さから「どんな本を選べばいいの?」と本選びに迷う方も多くいると思います。
そこでここでは、正しく英語学習本を選ぶために知っておきたい3つのポイントを詳しく解説していくので、選ぶ際の参考にしてみてくださいね。
それではさっそく見ていきましょう。
いまの自分のレベルに適しているか
まず1つ目のポイントは、「いまの自分のレベルに適しているか」です。
これは当たり前のようで間違いやすいポイントなのですが、現状の自分の英語レベルを正しく認識できておらず、レベルの高い英語学習本を買ってしまって内容を理解できずに学習をあきらめてしまうケースが実は多いんです。
そのため、まずは到達したいレベルの本よりワンランク下の本を選び、問題なく理解できることを確認してから次のレベルに進むことをおすすめします。
解説が分かりやすいか
次に2つ目のポイントは、「解説が分かりやすいか」です。
というのも、文章のみでの解説やページ内にびっしりと解説が載っているような学習本ではすぐに頭がつかれてしまい、学習へのハードルも高く感じてしまいます。
そのため、ページ内に適度な余白があったりイラストを多く使った解説がされているような、理解しやすいデザインがされている学習本を選ぶことで学習内容を記憶しやすくなるでしょう。
また分かりやすい解説がされている本は学習に取り組みやすいため、継続して英語を勉強する手助けにもなりますよ。
リスニング用のCDが付いてくるか
最後に3つ目のポイントは、「リスニング用のCDが付いてくるか」です。
リスニングCDが付いてくる学習本は値段が高くなる傾向にありますが、CDがあるだけでリスニング力が向上するほか発音の練習にもなるため、学習上のメリットが大きいんです。
また、使い方としては本を読みながら同時並行で流すのも良いですし、日常的に聞き流して英語耳をつくることに役立てることもできるため、とくに単語帳や熟語帳を選ぶ際にはリスニングCDが付いてくるものを選ぶようにしましょう。
おすすめの英語学習本10選
先ほどは英語学習本を正しく選ぶポイントを解説しましたが、一口に英語学習本といってもそれぞれの本でカバーできるスキルには偏りがあり、「この1冊で英語習得は完璧!」というような本は存在しません。
そこでこの章では、
- 語彙力
- 文法力
- 英会話力
- リスニング力
- リーディング力
といった5つのスキル別におすすめの本を合計10冊ご紹介していくので、自分が身に付けたいスキルをチェックしてみてくださいね。
それでは順番に詳しく解説していきます。
語彙力向上におすすめの英語学習本
まず最初は語彙力アップにおすすめの本をご紹介していきます。
語彙力は「どれだけ単語と熟語を覚えているか」で決まるため、誰でも覚えやすい単語帳と熟語帳それぞれのおすすめをご紹介しますよ。
キクタン
1つ目の語彙力アップにおすすめの本は、「キクタン」です。
この本はレベルや目的別にシリーズ化されている単語帳で、付属のCDを使って音声と合わせて単語が覚えられるとして、多くの方が効果を実感しています。
またキクタンシリーズには高校入試向けやTOEIC向けなどさまざまな種類がありますが、英語初心者におすすめなのは、
- 改訂版 キクタン Entry 2000
- 改訂第2版 キクタン Basic 4000語レベル
の2種類であり、これらは基礎単語力を身に付けるのに最適な単語帳といえるでしょう。
キクジュク
2つ目の語彙力アップにおすすめの本は、「キクジュク」です。
先ほどご紹介したキクタンの熟語バージョンであるこの本は、キクタンと同様にレベルや目的別に多くの種類がありますが、その中でも「キクジュク 中学英熟語 高校入試レベル―聞いて覚えるコーパス英熟語」がおすすめですよ。
高校入試レベルと聞くと、「そんなレベルの熟語を勉強して意味があるの?」と感じるかもしれませんが、熟語は単語に比べて勉強する機会が少なく覚えにくいため、まずは高校入試レベルの熟語をマスターすることが英語力アップへの近道なんです。
またこの本は、1日16熟語、1冊を4週間で勉強できる構成になっているため、短い時間で熟語を学びたい方にもおすすめといえます。
文法力向上におすすめの英語学習本
続いて文法力アップにおすすめの本をご紹介していきます。
実は、英語での日常会話に必要な文法力は中学校で習うような基礎内容を徹底することで十分と言われており、実際に海外ドラマなどの内容は中学英語ができれば理解できるものも多いため、基礎固めに最適な文法書をご紹介しますよ。
大岩のいちばんはじめの英文法【英語長文編】
1つ目の文法力アップにおすすめの本は、「大岩のいちばんはじめの英文法【英語長文編】」です。
この本は長文読解ができるための英文法を学べることが特徴で、知識→練習→実践演習というスモールステップ方式で文法をマスターできるんです。
また、「東進ブックスStore」というアプリを使用することでこの本の音声学習ができるようになるため、アプリをインストールできる方はぜひ活用してみてください。
世界一わかりやすい英文法の授業
2つ目の文法力アップにおすすめの本は、「世界一わかりやすい英文法の授業」です。
この本は丸暗記しがちな英文法を、「なぜそうなるのか」という視点から分かりやすく解説してくれる文法書であり、暗記ではなく理解することで知識の定着が期待できます。
また単語が生まれた背景や、意味が似た単語を使い分ける方法などがユーモアたっぷりに紹介されていることから、英文法に苦手意識がある方にもおすすめできる一冊といえるでしょう。
英会話力向上におすすめの英語学習本
続いて英会話力アップにおすすめの本をご紹介していきます。
英会話には文法力や語彙力ももちろん必要になりますが、それ以上にあらゆるシチュエーションに対応できるような「パターン」や「フレーズ」を覚えることが英会話力アップに有効なので、それらの対策ができる本をご紹介しますよ。
一億人の英会話
1つ目の英会話力アップにおすすめの本は、「一億人の英会話」です。
この本ではよくある英語5文型を派生させた基本的なパターンを、全部で64つのレッスンに分けて解説することであらゆる文型に対応できる英語力を身に付けられるんです。
また「話すため」につくられた基本例文を覚えることで、シチュエーションに応じた適切な文章が瞬時に頭に浮かび上がってくることが魅力といえます。
使えるフレーズがどんどん頭に入る! シミュレーション英会話
2つ目の英会話力アップにおすすめの本は、「使えるフレーズがどんどん頭に入る! シミュレーション英会話」です。
この本は、日常でよくあるシーンごとに2通りのフレーズを紹介していることが最大の特徴であり、イラストと合わせて意味が解説されているので英語初心者にも読みやすいですよ。
それに加えてネイティブによる音声CDもついてくるので、まるでその場にいるかのような気分で本の内容をシミュレーション学習できるんです。
リスニング力向上におすすめの英語学習本
続いてリスニング力アップにおすすめの本をご紹介していきます。
リスニング力を向上するには、ネイティブの発音の仕組みを知ることや聞き取れる英語を増やすことが大事であるため、それらを分かりやすく理解できる本をご紹介しますよ。
英語耳[改訂・新CD版] 発音ができるとリスニングができる
1つ目のリスニング力アップにおすすめの本は、「英語耳[改訂・新CD版] 発音ができるとリスニングができる」です。
この本では、発音の仕組みを理解してリスニング力を向上へさせることがメインテーマとしてあり、発音記号やネイティブの口の動かし方などが詳細に解説されていることが特徴。
そのためリスニング力アップを目的としてこの本を買うと、学習し終わったころには洋画を字幕なしで見られるリスニング力に加えて、ネイティブのような発音を手に入ることが期待できますよ。
英語を聞きとる力が飛躍的にアップする新メソッド 10秒リスニング
2つ目のリスニング力アップにおすすめの本は、「英語を聞きとる力が飛躍的にアップする新メソッド 10秒リスニング」です。
この本は、タイトルにもあるように10秒間の英文を聞いてリスニング力の向上を目指す本であり、英文を聞く→聞こえた単語を書く→解説を見ながら音読をする、のように1つの英文に対して細かくステップが分かれているため、一つ一つの英文に対する理解が深まりやすいんです。
そのため、リスニングだけではなく文法のチェックや発音の仕方までまとめて学習でき、忙しい社会人にぴったりの一冊といえるでしょう。
リーディング力向上におすすめの英語学習本
最後にリーディング力アップにおすすめの本をご紹介していきます。
リーディング力を向上するには「音読」と「英文の理解」が有効であるため、それぞれの対策ができる本をご紹介しますよ。
[音声DL付]究極の英語リーディングVol. 1
1つ目のリーディング力アップにおすすめの本は、「[音声DL付]究極の英語リーディングVol. 1 」です。
この本は基本的な英単語のみで文章が構成されており、ボキャブラリーが少ない段階からリーディングの勉強を始めるのにおすすめといえます。
それに加えて、英語初心者にはうれしいスラッシュリーディングの解説も載っているので、英文の読み方に自信がない場合でも取り組みやすいですよ。
また、正しい発音やリズムでリーディングができるように音声データもダウンロードできるようになっているので、音読する際にはぜひ活用してみてくださいね。
サバイバル英文読解―最短で読める!21のルール
2つ目のリーディング力アップにおすすめの本は、「サバイバル英文読解―最短で読める!21のルール」です。
この本はタイトルにもあるように英文におけるルールが解説された本であり、知っているようで知らない「this/theseの解説」、「butが文中に入るバリエーション」など、あえて勉強するようなことではない部分まで丁寧に解説されていることから、さまざまな英文を読めるようになるでしょう。
また、文章のルールを知ることでリーディングだけではなく英作文にも役立てることができるので、自分の書く英語の文章がワンパターンになってしまいがちな方にも参考になりますよ。
本を使った英語学習で注意したいポイント
前章では英語学習におすすめの本をご紹介しましたが、実際に本を使って学習を始めるときには注意すべきポイントがあるんです。
そのポイントとは、「継続しなければ学習効果を見込めない」ということ。
というのも、英語学習は毎日積み重ねることで徐々に力が付いてくるものであり、せっかく英語学習を始めても三日坊主になってしまっては努力が無駄になってしまうため
また、日本で育った日本人にとってはどれだけ勉強をしても英語は第二言語であり、例えば10年間アメリカに住んで英語を習得したとしても、1年間英語を使わないだけで英語のスキルはどんどん低下します。
そのため英語学習に終わりはないと言われており、継続することがなによりも大事であるといえるでしょう。
しかし英語学習に限らず一つのことをずっと継続するのは簡単なことではないため、モチベーションを保つことを意識するのも英語学習において重要なポイントです。
具体的にモチベーションを保つ方法としては、TOEICを定期的に受験して自分の英語力向上を実感してみたり、英語圏の友人をつくってテレビ電話をするのがおすすめですよ。
まとめ
今回この記事では、英語学習本について詳しく紹介・解説してきましたが、いかがでしたか?
最後にもう一度、社会人の独学におすすめの英語学習本をまとめるので、一緒に振り返っていきましょう。
◇おすすめの英語学習本10選
【語彙力アップ】
・キクタン
・キクジュク
【文法力アップ】
・大岩のいちばんはじめの英文法【英語長文編】
・世界一わかりやすい文法の授業
【英会話力アップ】
・一億人の英会話
・使えるフレーズがどんどん頭に入る! シミュレーション英会話
【リスニング力アップ】
・英語耳[改訂・新CD版] 発音ができるとリスニングができる
・英語を聞きとる力が飛躍的にアップする新メソッド 10秒リスニング
【リーディング力アップ】
・[音声DL付]究極の英語リーディングVol. 1
・サバイバル英文読解―最短で読める!21のルール
ぜひこの記事を参考にして自分の目的に合った英語学習本を見つけ、効率よく英語力アップを目指していきましょう!
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