英語を話せるようになるために勉強している人は多いですが、「文法や単語をどんなに覚えてもなんだかネイティブのようなかっこいい英語にならない…。」と悩む人は多いです。
その原因は、ネイティブが使う英語のフレーズをあまり知らないからかもしれません。
そこで今回この記事では、
- 日常で使える
- 名言や格言
- スラング
- 恋愛で使える
- 2~3語の短い単語
といった5つのジャンルに分けてかっこいい英語のフレーズを合計30個ご紹介していきますよ。
日常で使えるかっこいいフレーズ
まずはじめに、家族や友人などに対して日常的に使えるかっこいい英語フレーズをご紹介していきます。
自分が使うシチュエーションを想像しながらチェックしてみてくださいね。
それでは順番に詳しく見ていきましょう。
Take it easy
「Take it easy」は「気楽にやろうよ」という意味で、相手をリラックスさせたい時や励ましたい場面でよく使用されます。
使い方の例は以下の通りです。
- Hey, take it easy. You’ll be alright.(気楽にいこうよ、あなたは大丈夫だから)
- Hey you. Take it easy.(おい、落ち着けって)
Get over it
「Get over it」は「立ち直って」という意味で、仕事や恋愛で落ち込んでいる人に対して励ましの言葉として使われたり、自分が周りに心配されたときの返答に使うことが一般的ですよ。
使い方の例は以下の通りです。
- I know you will get over it.(あなたならきっと立ち直れる)
- I’m okay. I’ll get over it.(私は大丈夫、立ち直れるよ)
After you
「After you」は「お先にどうぞ」という意味で、エレベーターに乗るときや食事の際に先に食べ始めてほしい時など、人に順番を譲る場面で使うフレーズ。
使い方の例は以下の通りです。
- After you,sir((目上の人に対して)お先にどうぞ)
- I will come after you(私は後から行きます)
It’s up to you
「It’s up to you」は「あなた次第です」という意味で、行く場所や食べるものを決めるときによく使われます。
使い方の例は以下の通りです。
- A:What do you wanna eat?(何が食べたいですか?)
- B:It’s up to you(君が決めていいよ)
A piece of cake
「A piece of cake」は「そんなの朝飯前だよ」という意味で、何かを簡単にできるときに使うフレーズであり、カジュアルな表現として友人との会話でよく使われます。
使い方の例は以下の通りです。
- Riding a bike is a piece of cake. (自転車に乗るのなんて簡単だよ)
- The test will be a piece of cake.(そのテストは簡単だよ)
Do me a favor
「Do me a favor?」は「お願いを聞いてくれますか?」という意味で、日常会話だけでなくビジネスシーンでもよく使うフレーズなので、覚えておくと便利ですよ。
使い方の例は以下の通りです。
- Could you do me a favor?((より丁寧に)お願いを聞いてくれますか?)
- Can you do me a huge favor?(大きい頼み事、聞いてくれる?)
Get a grip
「Get a grip」は「しっかりしろ」という意味で、相手が感情的になっているときや取り乱しているときに使えるフレーズです。
使い方の例は以下の通りです。
- Get a grip on yourself.(自分の感情を制御しろ)
- Get a grip on things.(物事を把握する)
never mind
「never mind」は「気にしないで」という意味で、お礼やお詫びをされた時の返答として使えるフレーズで、ビジネスシーンでは部下のミスを許すときなどにも使われます。
使い方の例は以下の通りです。
- A:I’m sorry I made a mistake.(ミスをしてすみませんでした)
- B:Never mind. Everyone does it.(気にするなよ、ミスなんて誰でもするよ)
None of your business
「None of your business」は「あなたには関係ないことです」という意味で、捨て台詞のように使う言葉。
また「business」という単語が入っていますが、これは「事柄、問題」という意味でのbusinessなので、ビジネスシーン以外でもよく使うフレーズですよ。
使い方の例は以下の通りです。
- A:Have you made up with Jack?(ジャックと仲直りしたの?)
- B:That’s none of your business. Leave me alone.(あなたには関係ない、ほっといてくれ)
How can I help you?
「How can I help you?」は「用件は何ですか?」という意味で、店員が客に対して「いらっしゃいませ」のように使うほかにも、部下が上司に対して仕事の指示を仰ぐときにも使えるフレーズ。
使い方の例は以下の通りです。
- How can I help you today?(今日はどうされましたか?)
- May I ask how I can help you?(私に手伝えることがあれば遠慮せずにおっしゃってください)
名言・格言のかっこいいフレーズ
ここまでは日常で使えるかっこいいフレーズをご紹介してきましたが、続いては有名人や偉人による名言・格言のかっこいいフレーズをご紹介していきますよ。
名言や格言はメッセージ性が強いものばかりなので、座右の銘として覚えておくのもおすすめですよ。
それでは1つずつ詳しく見ていきましょう。
Always be yourself.
「Always be yourself.」はアメリカの女優として有名なマリリン・モンローが残した名言で、「いつもあなたらしくありなさい」という意味です。
マリリン・モンローはこのほかにも、「A smile is the best makeup a girl could wear.(笑顔は女性ができる最高のメイク)」や「Being normal is boring!(普通でいることは退屈!)」などの名言がありますよ。
Stay hungry, Stay foolish.
「Stay hungry, Stay foolish.」はアップルの創業者として有名なスティーブ・ジョブズの言葉で、「いつまでも貪欲であれ、いつまでもバカであれ」という意味です。
この言葉は、2005年のスタンフォード大学の卒業式でおこなったスピーチを締めくくった言葉であり、TEDのコンテンツとして公開されていることから、英語学習者であればこのスピーチを見たことがある方も多いのではないでしょうか。
Happiness depends upon ourselves.
「Happiness depends upon ourselves.」はギリシャの哲学者アリストテレスの言葉であり、「幸せかどうかは自分次第である」という意味です。
幸せの感じ方は人それぞれであり、自分の置かれた環境で自分なりの幸せを感じられるようになる、ポジティブな格言ですね。
If you can dream it, you can do it.
「If you can dream it, you can do it.」はミッキーマウスの生みの親であるウォルト・ディズニーの言葉で、「夢を見ることができるのならば、それは実現できる」という意味です。
自分自身で夢の国を作り上げたからこそ言える、の説得力ある言葉ですね。
またウォルト・ディズニーのほかの名言としては「It’s kind of fun to do the impossible.(不可能なことに取り組むことは、楽しいものだ)」などがあり、情熱的な一面があることがわかります。
It always seems impossible until it’s done.
「It always seems impossible until it’s done.」は南アフリカの政治家でありノーベル平和賞を受賞したこともあるネルソン・マンデラの言葉であり、「何事も実現するまでは不可能に思えるだろう」という意味です。
この言葉からは、偉業をいくつも成し遂げたネルソン・マンデラの諦めない姿勢を学ぶことができるでしょう。
スラングのかっこいいフレーズ
先ほどは名言や格言のかっこいいフレーズをご紹介してきましたが、続いては英語学習ではなかなか触れることがないスラングのかっこいいフレーズをご紹介していきますよ。
英語圏の友達をつくりたい方などはぜひ参考にしてみてくださいね。
それではフレーズを詳しく見ていきましょう。
Hang out
「Hang out」は直訳すると「○○を吊るす」という意味になりますが、スラングでは「どこか外に出て遊ぶ」という意味になります。
またこのフレーズはとくに仲のいい友達などに対して使う言葉であるため、ビジネスシーンや目上の人には使わないように注意しましょう。
使い方の例は以下の通りです。
- Let’s hang out!(遊ぼうぜ!)
- I’m hanging out with my friends.(私は友達と遊んでいます)
neat
「neat」は直訳すると「きちんとした・整った」という意味ですが、スラングでは「いいね・素晴らしい」という意味になります。
また、似た言葉としては「That’s cool」がありますよ。
使い方の例は以下の通りです。
- It was a pretty neat restaurant. (いい感じのレストランだったよ)
- Your song is neat!(君の歌いいね!)
awesome
「awesome」は直訳すると「恐ろしい・畏敬の念を抱かせる」という意味ですが、スラングでは「すごい・カッコいい」という意味になります。
日本語で意味が近い言葉を挙げるとすると「やばい」が似たような使われ方をするため、さまざまなシチュエーションで多くの人が使うワードといえるでしょう。
使い方の例は以下の通りです。
- That’s awesome!(まじすごい!)
- This new car is super awesome!(この新しい車めっちゃカッコいい!)
Hot
「Hot」は直訳すると「熱い」という意味ですが、スラングでは「セクシー・いい女(男)」という意味になります。
この言葉は性的なイメージが強いので、お酒の席や友人たちと集まった時などラフなシチュエーションで使われることが多いですよ。
使い方の例は以下の通りです。
- That girl is so hot.(あの娘すごいセクシーだね)
- She’s kinda hot.(彼女ちょっとエロいな)
Sick
「Sick」は直訳すると「病気」という意味ですが、スラングでは「やばい・イケてる」という意味になります。
先ほどご紹介した「awesome」と似たように使えますが、sickは新しく見た物に対するリアクションでよく使われますよ。
使い方の例は以下の通りです。
- Your new shirt is pretty sick!(お前の新しいシャツ、イケてる!)
- That’s sick!(最高!)
恋愛で使えるかっこいいフレーズ
前章ではスラングのかっこいいフレーズをご紹介してきましたが、続いては恋愛で使えるかっこいいフレーズをご紹介していきますよ。
外国人の恋人をつくりたい方やロマンチックな言葉を使いたい方は参考にしてみてください。
それでは順番に詳しく紹介していきます。
I would like to know more about you
「I would like to know more about you」は「あなたのことをもっと知りたい」という意味で、これから関係性を築いていきたい人への口説き文句として使われるフレーズです。
また、遊びではなく真剣な交際をしたいというニュアンスが含まれているので、ノリで使うことは避けた方が良いでしょう。
You’re the irreplaceable
「You’re the irreplaceable」は「あなたはかけがえのない人です」という意味で、告白をする際に使うようなフレーズです。
また「irreplaceable」という単語は人に対してだけでなく、大事にしているものに対しても使える単語ですよ。
I fell in love with you at first sight
「I fell in love with you at first sight」は「あなたに一目惚れしました」という意味で、歌の歌詞などでもよく使われるような表現です。
ロマンチックな言葉なので、使い時を選ぶのが大事なフレーズですね。
I can’t live without you
「I can’t live without you」は「あなたがいないと生きていけない」という意味で、自分にとって大切な人に愛を伝える定番のフレーズです。
プロポーズにも使われる言葉なので、ここぞという時にとっておきたいフレーズといえるでしょう。
I can’t stop thinking of you
「I can’t stop thinking of you」は「あなたのことが頭から離れない」という意味で、気になる人に告白するときなどに使われるフレーズ。
また、付き合いたてでラブラブなカップルにもよく使われる言葉なので、恋人ができたら使ってみてくださいね。
2~3語で短めのかっこいいフレーズ
先ほどは恋愛で使えるかっこいいフレーズをご紹介してきましたが、最後に2~3語の短めのかっこいいフレーズをご紹介していきますよ。
言えるとこなれ感が出るフレーズを厳選したので、海外ドラマ・映画のようなスタイリッシュな英語を使いたい方は参考にしてみてください。
それでは1つずつ詳しく解説していきます。
Go ahead
「Go ahead」は「お先にどうぞ・取り掛かる」という意味で、記事上部でご紹介した「After you」と似たような使い方ができるフレーズです。
このフレーズは何かを先に進めるイメージが核にある言葉なので、人にも物にも事柄にも使うことができますよ。
使い方の例は以下の通りです。
- In case I’m late, please go ahead of me.(私が遅れたら先に行ってください)
- Let’s go ahead with the plan.(その計画を進めましょう)
Chill out
「Chill out」は「リラックスする」という意味で、のんびりまったり過ごすようなイメージを持ったフレーズです。
また、感情が高ぶった人に落ち着つかせるときにも使える言葉ですよ。
使い方の例は以下の通りです。
- You want to chill out tonight?(今夜ゆっくり遊ばない?)
- Seriously! Just chill out!(まじで落ち着けって!)
Get it(Got it)
「Get it」は「了解しました」という意味で、幅広いシーンでよく使われるフレーズとなっています。
また「I got it」は「I Understand]と同じ意味ですが、I got itの方がカジュアルな言い回しなので使い分けが大事ですよ。
使い方の例は以下の通りです。
- I got it.((相手の発言を)理解しました)
- You got it.((相手の頼みごとを)了解しました)
Never too late
「Never too late」は「遅すぎることはない」という意味で、ポジティブなフレーズであることから英語圏では自己啓発本などでもよく見るフレーズですよ。
使い方の例は以下の通りです。
- never too late to make a change. (変化するのに遅すぎることはない)
- It’s never too late to start.(始めるのに遅すぎることはない)
Hang in there
「Hang in there」は「頑張れ・くじけないで」という意味で、困難に直面しているときに励ましの言葉として使われます。
頑張れという意味のほかの言葉に「Good luck」がありますが、この言葉は未来に起こる出来事に対して頑張れと言っているのに対し、「Hang in there」は現在起きている出来事に対して頑張れと言っているので、上手に使い分けてみてください。
使い方の例は以下の通りです。
- Hang in there,John!(ジョン、くじけないで!)
- I know you can do this. Just hang in there!(それは絶対に君にできるよ、頑張って!)
まとめ
今回この記事ではかっこいい英語のフレーズを合計30個ご紹介してきましたが、いかがでしたか?
今回ご紹介したフレーズはどれもネイティブが使うようなリアルなフレーズばかりなので、使えそうなものはぜひ覚えてかっこいい英語を使いこなしましょう!