「ライティングの時間を短縮したい」
「ライティングに使える便利なツールってあるのかな?」
「ライティングツールの存在は知っているけど、使い方が難しそう…。」
WEBライターとして仕事をしていると、こんな疑問を感じることもありますよね。
ライティングのお仕事は効率化しにいくいイメージもありますが、実は作業時間を短縮できる便利ツールが複数存在します。
便利ツールを知っているか、知らないかでは、作業効率の違いは歴然…!!
そこで今回この記事では、
- WEBライターがツールを使う理由
- ライティングツールの種類と特徴
- WEBライターにおすすめのライティングツール
などを初心者の方にも分かりやすいように解説・紹介していきますよ。
ぜひこの記事を最後まで読んで、さらに快適にライティングができる環境を整えていきましょう!
目次
WEBライターがツールを使うメリットとは?
ライティングツールを導入するか迷っている方からすると、「そもそもWEBライターがツールを使用する必要ってあるの?」と疑問に感じますよね。
まず先に結論からお伝えすると、ライティングツールを使うことで得られるメリットが多くあるので「WEBライターはツールを使うべき」です。
そこでこの章では、ツールを使うことで実感できる大きなメリットを3つご紹介していきますよ。
- メリット①:時間短縮になる
- メリット②:ミスが格段に減る
- メリット③:記事の構成が作りやすくなる
それでは一つずつ順番に見ていきましょう。
メリット①:時間短縮になる
まず1つ目のメリットは、「時間短縮になる」です。
WEBライターの仕事では文字単価(1文字あたり1円など)での受注になることが多いため、「書いた文字の量=収入」となりますよね。
つまり、無駄な時間を省いてできるだけ多くの文字を書くことが、収入アップや負担軽減につながります。
そのため、ライティングツールを使って時間短縮ができることは大きなメリットといえるでしょう。
具体例としては、「1記事の文字数が10,000文字」の記事執筆依頼があった場合、目で文字数を数えるよりも、文字数をカウントできるツールを使った方が効率が良い、といったような具合です。
メリット②:ミスが格段に減る
次に2つ目のメリットは、「ミスが格段に減る」です。
記事執筆をするうえでミスが多いと、WEBライターとしての信頼性や記事の質が下がるため、できるだけミスを減らしたいですよね。
そこでライティングツールを使うことで、自分で気づきにくいミスを減らすことができるんです。
具体的には、日本語校正ツールを使用することで間違った表現や不適切な文章を改善できる、などのメリットがありますよ。
メリット③:記事の構成がつくりやすくなる
最後に3つ目のメリットは、「記事の構成がつくりやすくなる」です。
WEBライターとして仕事をしていると、単純な記事執筆業務だけでなく、記事の構成や企画書をつくることもあるでしょう。
しかし自分の力だけで記事の構成をつくろうと思っても、
- キーワードに対するニーズの把握がしにくい
- SEOに効果的ではない構成になりやすい
- クライアントからの要望を実現できない
といった多くのデメリットが出てきます。
そこでキーワード選定ツールや関連ワード検索ツールを使用することによって、簡単に質の高い記事構成がつくれるんです。
このように、WEBライターがライティングツールを使用するメリットはいくつもあり、どれも作業効率が大幅に向上するので、まだ使ったことがない方はぜひ使ってみてくださいね。
ライティングツールの種類と比較一覧表
前章では、WEBライターがツールを使用するメリットを解説しましたが、具体的にどんな種類のライティングツールがあるのか気になる方もいるでしょう。
そこでここでは、WEBライターがよく使う5種類のライティングツールをご紹介していきます。
- ツール①:キーワード選定ツール
- ツール②:関連ワード検索ツール
- ツール③:文字数カウントツール
- ツール④:文章校正ツール
- ツール⑤:コピペチェックツール
それぞれのツールに違った役割があるので、どれが自分にとってメリットのあるツールなのかを考えながらチェックしてみてくださいね。
それではさっそく見ていきましょう。
キーワード選定ツール
まず1つ目のツールは、「キーワード選定ツール」です。
キーワード選定ツールとは、どんなキーワードの記事を書くか決める際に役立つツールで、
- キーワードの月間検索ボリューム(ひと月にどれくらい検索されているのか)
- 競合性の高さ(低い方が検索結果で記事を上位に表示しやすい)
などを見ることができるため、SEOに効果的なキーワードを見つけやすくなりますよ。
また、自分が調べたキーワードに関連するキーワードも表示してくれるため、今後どんな記事を書けばいいのかが分かることも便利なポイントです。
関連ワード検索ツール
次に2つ目のツールは、「関連ワード検索ツール」です。
関連ワード検索ツールは、記事の構成(骨子・見出し)をつくる際に役立つツールで、
- 執筆する予定のキーワードにはどんなニーズがあるのか(どんな情報を求めて検索しているのか)
- SEOに効果的な情報
などを知ることができ、よりユーザー目線の質の高い構成をつくれるようになるんです。
具体的な例を挙げてみると、「東京 観光」というキーワードで記事構成をつくろうとした場合、関連ワードに「東京 観光 自然」と表示されるため、記事の中に公園などの自然にまつわる観光情報を入れる、といったようなイメージ。
文字数カウントツール
次に3つ目のツールは、「文字数カウントツール」です。
WEBライターとして仕事をしていると、クライアントから「10,000文字で記事執筆お願いします。」といったように、文字数を指定されることがありますよね。
そんな時に役立つのが文字数カウントツールであり、
- 入力した文字数
- 空白や行の数
- 原稿用紙換算の文字数
などを知ることができます。
文字数カウントツールを使用することで、「現段階で何割くらい執筆したのか」や「記事内の文字数配分」などを考えることができるため、WEBライターなら絶対に使うべきツールといえるでしょう。
文章校正ツール
次に4つ目のツールは、「文章校正ツール」です。
文章校正ツールはその名称の通り、文章の間違いを正してくれるツールであり、
- 誤字脱字のチェックをしてくれる
- 記事内で全角/半角表記を揃えてくれる
- 正しい敬語に直してくれる
などの特徴があり、とくに10,000文字を超えるような長めの記事を執筆する場合に役立ちます。
というのも、文字数が多い記事を自分の目だけでチェックするのには限界があり、どうしても見逃してしまうミスが出てくるため。
そこで文章校正ツールを使用すれば短時間で長い記事をチェックでき、自分が気付けないようなミスも簡単に分かります。
しかしそうは言っても文章校正ツールは完璧ではないこともあるため、ツールを使ったとしても最後は自分の目でチェックした方が安心ですよ。
コピペチェックツール
最後に5つ目のツールは、「コピペチェックツール」です。
WEBライターの仕事は、自分の言葉だけを使ってオリジナルの記事を書くこともありますが、既存の情報をまとめて新しい記事をつくることもありますよね。
そういった場合、意図していなくても記事の内容が他の記事と同じになることも多く、その内容や文章が似すぎていると「著作権違反」になる恐れもあります。
そのため、WEBライターとして仕事をするうえでは、コピペは絶対にしてはいけないことの一つといえます。
そんなコピペを回避するために役立つのが「コピペチェックツール」であり、
- 自分が作成した文章とネット上の文章が、どれだけ似ているかチェックできる
- 文章のどの部分がコピーコンテンツとして認識されているか分かる
などの特徴があるので、WEBライターにとっては必須のツールといえるでしょう。
そのため、記事を執筆し終わったら毎回コピペチェックツールを使用して、自分の記事がコピーコンテンツになっていないかどうか確認することが大事ですよ。
このように、ライティングツールにはさまざまな種類があり、それぞれが大事な役割を持っているんです。
しかしライティングツールの種類だけを知ったところで、「具体的にどんなツールがおすすめなの?」と気になる方もいると思います。
そこで次の章からは、種類ごとにおすすめのライティングツールを詳しく紹介していくので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ツール名 | 料金 | 概要 |
Google キーワードプランナー | 無料 | キーワード選定ツール |
Uber suggest | 無料 | キーワード選定ツール |
ラッコキーワード | 無料 | 関連ワード検索ツール |
キーワードリサーチャー | 無料 | 関連ワード検索ツール |
文字数カウント ODN | 無料 | 文字数カウントツール |
Sundry Street 文字数カウント | 無料 | 文字数カウントツール |
文章校正ツール so-zou | 無料 | 文章校正ツール |
日本語校正サポート | 無料 | 文章校正ツール |
文賢 | 初期:10,800円 月額:1,980円〜 |
文章校正ツール |
Copy Content Detector | 無料 | コピペチェックツール |
こぴらん | 無料 | コピペチェックツール |
おすすめのキーワード選定ツール
まず最初は、おすすめのキーワード選定ツールをご紹介していきます。
今回ご紹介するキーワード選定ツールは、有料と無料の2種類をピックアップしたので、費用面と効果面を比較しながらどちらを使うか判断してみてください。
Google キーワードプランナー
1つ目のキーワード選定ツールは、「Google キーワードプランナー」です。
Google キーワードプランナーは、もともとはネット上で広告掲載をおこなうためのツールであり、
- キーワードの検索ボリューム
- 地域別のキーワードの検索ボリューム
- キーワードのトレンドの推移
- キーワードの競合性
などを一目で確認することができるんです。
使い方としては、検索窓に調べたいキーワードを入力するだけでさまざまな情報が出てくるため、誰でも使いやすいことも評価ポイントといえます。
またこちらのツールは無料で使うこともできますが、無料の場合は機能が多少制限されてしまうため、すべての機能を使いたい場合はリスティング広告(検索結果に連動する広告)の広告主へのサポートとして数百円を支払うことで機能無制限で利用できますよ。
Ubersuggest
2つ目のキーワード選定ツールは、「Ubersuggest」です。
Ubersuggestは、先ほどご紹介したキーワードプランナーと同じように、指定したキーワードの検索ボリュームや競合性が分かるツール。
このツールはすべての機能が無料で使えることが最大の特徴であり、
- リスティング広告を運用した場合のクリック単価
- 月別の検索ボリューム
などまでチェックできますよ。
またGoogle キーワードプランナーは、Googleアカウントがなければ利用することができませんが、こちらのツールは設定や登録の必要がなく、誰でもすぐに使えることも魅力的といえるでしょう。
おすすめの関連ワード検索ツール
続いては、おすすめの関連ワード検索ツールをご紹介していきます。
関連ワードを知ることが質の高い記事制作につながるので、構成から作成するWEBライターの方はぜひ参考にしてみてくださいね。
ラッコキーワード
1つ目の関連ワード検索ツールは、「ラッコキーワード」です。
ラッコキーワードは、検索窓にキーワードを入力することで関連ワードを簡単に見ることができるのですが、Google検索の関連ワードだけでなく、
- YouTube
- Bing
- Amazon
といった全9種類もの検索結果に関連するワードをすべて無料で見ることができるんです。
また主要な関連ワード以外にも、アルファベット順ですべての関連ワードも表示してくれるので、関連ワードをより詳しく知りたい方にはとくにおすすめですよ。
キーワードリサーチャー
2つ目の関連ワード検索ツールは、「キーワードリサーチャー」です。
キーワードリサーチャーの最大の特徴は「シンプルさ」であり、検索窓に任意のキーワードを入力すると関連ワードのみが一覧で表示されるので、すぐに関連ワードを知ることができます。
こちらのツールもラッコキーワードと同様に無料で使えるため、単純に関連ワードのみを知りたい場合はキーワードリサーチャーを利用するのがおすすめといえるでしょう。
また、このキーワードリサーチャーを公開している「BLOG BOOT CAMP」というサイトでは、記事の書き方やブログでの収益の出し方など、WEBライターにとって役立つ情報が掲載されているため、関連ワードを調べるついでに記事を読んでみるのもおすすめです。
おすすめの文字数カウントツール
続いては、おすすめの文字数カウントツールをご紹介していきます。
今回ご紹介する2種類は、基本的な機能はほぼ同じですが細かい違いがあるので、まずはどちらも使ってみて使い勝手の良い方を見つけるのがおすすめですよ。
【文字数カウント】ーODN
1つ目の文字数カウントツールは、「【文字数カウント】ーODN」です。
【文字数カウント】ーODNは、入力した文章の文字数をボタン一つで数えられるツールであり、
- 文字数(スペース込み)
- 文字数(スペース無視)
- 行数
- 段落数
- 原稿用紙換算(1枚400文字)
といったいくつかの数字をまとめて表示してくれますよ。
また料金は無料で、指定の位置に文字を入力(コピペ)するだけなので、誰でも使いやすいです。
Sundry Street 文字数カウント
2つ目の文字数カウントツールは、「Sundry Street 文字数カウント」です。
Sundry Street 文字数カウントは、リアルタイムで文字数をカウントしてくれることが最大の特徴であり、ツール内で文字を打ちながら文字数を調整できるので、文字数制限がよくあるキャッチコピーの作成などで重宝します。
また機能も多く、
- 文字数
- 改行を除いた文字数
- 改行、空白を除いた文字数
- バイト数 (UTF-16)
- バイト数 (Shift-JIS)
- バイト数 (EUC-JP)
- バイト数 (JIS)
- 行数
- 原稿用紙
といったさまざまな情報を確認できますよ。
こちらも無料で使えるため、ぜひ使ってみてくださいね。
おすすめの文章校正ツール
続いては、おすすめの文章校正ツールをご紹介していきます。
今回ピックアップした2種類のルーツは、どちらも校正の詳細な設定ができるため、自分がどのような文体の記事を書くのかによって使い分けるのも良いかもしれません。
文章校正ツール – so-zou
1つ目の文章校正ツールは、「文章校正ツール – so-zou」です。
こちらのツールは、10,000文字までの文章を解析し、間違い・不適切な表現の訂正をしてくれるんです。
とくに見間違いやすいカタカナの国名や地名、固有名詞など、自分では気づけないミスを短時間でチェックできるため、記事のクオリティ向上のためにはぜひ使っておきたいですね。
また料金は無料で、使い方もコピーした文章を貼り付けるだけなので、手軽に利用できるのもうれしいポイント。
日本語校正サポート
2つ目の文章校正ツールは、「日本語校正サポート」です。
日本語校正サポートは、先ほどご紹介した文章校正ツール – so-zouと同様に10,000文字までの文章をチェックすることができ、正しい日本語に直してくれるんです。
このツールでは校正の詳細設定ができ、
- 句読点を除外する
- 難読文字をチェックする
- 二重否定や冗長表現をチェックする
などのように、どのように文章をチェックするか決めることができるため、自分の理想に近い文章をつくりやすくなりますよ。
こちらも料金は無料で、コピーした文章をペーストすることで利用できます。(直接入力も可能)
文賢
3つ目の文章校正ツールは、「文賢」です。
文賢は、初期費用10,800円+月額費用1,980円~の料金がかかる有料の文章校正ツールなのですが、その料金に見合った価値があり、
- 読みやすさや分かりやすさ、日本語の誤用など100種類以上のチェック
- 3,500以上の文章表現から、おすすめの表現を見つけられる
- 自分の文章にアドバイスと例文が表示されるため、スキルアップにつながりやすい
などの特徴があります。
そのため、誤字脱字チェックや文章の推敲にかかる労力をできるだけ減らしたい方には、とくにおすすめできるツールといえるでしょう。
また使い方としては、自分で作った文章を範囲指定して右クリックすると「文賢に送る」と出てくるため、それをクリックするだけでチェックをしてくれますよ。
おすすめのコピペチェックツール
最後は、おすすめのコピペチェックツールをご紹介していきます。
今回ご紹介する2つのツールは簡易的なものと詳細な結果が見られるものの2種類があるので、それぞれを適切に役立ててみてくださいね。
Copy Content Detector
1つ目のコピペチェックツールは、「Copy Content Detector」です。
このツールでは、無料で4,000文字までの文章をコピペチェックすることができ、
- 文章の類似度判定
- 文章の一致率
- 6段階のコピペ判定
などを見ることができます。
また使い方としては文章を指定の位置に張り付けて1分程待つだけであり、簡単なのも評価ポイント。
さらにCopy Content Detectoでは、月額973円で使える有料プランも用意されており、有料プランでは、
- 8,000文字までチェックできる
- チェックにかかる時間が短くなる
- 広告が表示されなくなる
などのメリットがあるため、費用に見合う効果があると感じた方はぜひ有料プランを利用してみてください。
こぴらん
2つ目のコピペチェックツールは、「こぴらん」です。
こぴらんは、全機能を無料で使えるコピペチェックツールであり、25文字以上4,000文字以下の文章をチェックできます。
またチェックの結果は簡易的なものではあるものの、
- 文章のどの部分がコピペの可能性があるのか
- 似ている文章がいくつあるのか
などを見ることができるので、コピペ対策には十分といえるでしょう。
なお使い方は先ほどのツールと同様、自分で作成した文章を貼り付けるだけですよ。
WEBライター向け便利ツールまとめ
今回はWEBライターにおすすめのツールについて紹介・解説してきましたが、いかがでしたか?
最後にもう一度、WEBライターがツールを使用するメリットとライティングツールの種類をまとめるので、一緒に振り返っていきましょう。
◇WEBライターがツールを使用するメリット
- 時間短縮になる
- ミスが格段に減る
- 記事の構成がつくりやすくなる
◇ライティングツールの種類
- キーワード選定ツール…検索ボリュームや競合性を参考に、最適なキーワードを選べる
- 関連ワード検索ツール…キーワードに対するニーズを知ることができ、質の高い構成がつくれる
- 文字数カウントツール…自分が何文字の記事を書いているのかチェックできる
- 文章校正ツール…間違った日本語や誤字脱字を短時間でチェックできる
- コピペチェックツール…自分が作成した記事や文章がコピーコンテンツになっていないかチェックできる
WEBライターの方は、ぜひこの記事を参考にライティングツールを使いこなして、さらに効率よくライティングをしていきましょう!