動画市場の拡大や副業ブームの影響もあり動画編集に興味を持つ人が増えてきましたが、自分も動画編集スキルを身に付けようと思ってスクールを探していると、
「動画編集スクールってそもそもどんな場所?」
「スクールの種類が多すぎてどこを選べばいいのかわからない…。」
などといった多くの疑問が出てきますよね。
そこで今回この記事では、
- 動画編集スクールとは
- 正しくスクールを選ぶためのポイント
- おすすめの動画編集スクール
といった内容を一つずつ丁寧に紹介・解説していきますよ。
ぜひこの記事を最後まで読んで動画編集スクールについて詳しくなり、自分にぴったりの学習環境を整えましょう!
動画編集スクールで学べることって?
動画編集を学ぼうと考える人の中にはスクールを利用して学習を進めたい方も多くいると思いますが、実際に利用する前にそもそも動画編集スクールとはどんな場所なのか知っておく必要があります。
結論から言うと、動画編集スクールで学べることは大きく「編集テクニック」と「動画編集ソフトの使い方」です。
それぞれ解説していきます。
① 編集テクニック
まず最初に「編集テクニック」について。
編集テクニックとは、動画のクオリティを上げるために使用されるさまざまな要素のことで、
- 動画内で流れるBGMやSE
- 字幕(テロップ)
- カット
- アニメーション
などが編集テクニックに該当します。
これらは動画編集の基礎でもありますが、初心者がやろうとしても何か不格好であったり面白みのない仕上がりになりがちなため、スクールで技術を学ぶことで質の高い動画を作れるようになるんです。
② 動画編集ソフトの使い方
次に「動画編集ソフトの使い方」について。
動画編集ソフトとは、パソコンまたはスマホ上で利用できる動画を編集するために利用されるソフトウェアのことであり、多くの編集ソフトは機能は多いものの使いこなす難易度は高いことが特徴。
そのため、編集ソフトごとの基本操作やツールの使い方をスクールで学ぶことで、編集ソフトの力を最大限に生かした動画編集ができるようになるんです。
また有名な動画編集ソフトには、「PowerDirector」や「AdobePremere」、「FinalCutPro」などがあります。
動画編集スクールを利用するメリット
動画編集スクールで学べることが分かったところで、続いては動画編集スクールを利用する具体的なメリットを3つご紹介していきます。
- 専門的な知識や技術を効率良く学べる
- やる気を継続しやすい
- 副業や転職に直結する
メリットを知ることで実際にスクールに通うときのイメージがしやすくなるので、ぜひ確認しておきましょう。
それでは詳しく解説していきますよ。
専門的な知識や技術を効率よく学べる
まず1つ目のメリットは、「専門的な知識や技術を効率よく学べる」こと。
前章でもご紹介したように動画編集スクールでは、動画編集に関する専門的な知識・技術を学べる場であるため、独学での勉強に比べて圧倒的に効率が良いことが特徴。
とくに初心者や未経験者の場合は、スクールでのサポートを受けながら学習することで疑問が解決しやすくなるので、成長スピードが格段に上がりますよ。
またスクールによって身に付けられるスキルも違うため、自分の目的に合ったスクールを選べれば、役に立つ情報を短期間で手に入れられる貴重な場所でもあるんです。
やる気を継続しやすい
次に2つ目のメリットは、「やる気を継続しやすい」こと。
動画編集の学習は、初めてみる用語を覚えたり今まで使ってこなかったソフトを使いこなせるようになることを目的としているため、勉強自体の負担が大きく、途中で挫折しやすい分野でもあります。
しかしスクールを利用して勉強をすることで、オフラインの場合は周りの仲間との競争意識、オンラインの場合は講師との信頼関係などが芽生えやすく、勉強のモチベーションが継続しやすいんです。
そのため学習を最後までやり遂げやすく、結果的にスクールを利用するだけで編集スキルの習得がしやすくなりますよ。
副業や転職に直結することもある
最後に3つ目のメリットは、「副業や転職に直結することもある」こと。
動画編集を学ぶ目的が副業や転職の方も多くいると思いますが、数あるスクールの中には転職コースがあったり、学習カリキュラムの中で副業案件に取り組む場合もあります。
そういったスクールに通えば、動画編集の勉強をしつつ副業/転職活動も進めることができるので、目的次第では動画編集スクールの利用は一石二鳥になりますよ。
このように動画編集スクールには多くのメリットがありますが、同時に「費用が掛かる」や「スキルアップの保証がない」などのデメリットも存在するので、実際にスクールを利用する前にスクールのメリットとデメリットの比較をしておくようにしましょう。
動画編集スクールを選ぶ際のポイント
動画編集スクールについて調べていると、想像以上にスクール数が多かったり公式サイトでは具体的な内容が記載されていなかったりと、なかなかスクール選びが上手くいかない方も多いのではないでしょうか。
そこでこの章では、動画編集スクールを選ぶ際に知っておきたい3つのポイントを詳しくご紹介していくので、スクールが選べない方は参考にしてみてください。
それではさっそく見ていきましょう。
講座内容は適切か
まず1つ目のポイントは、「講座内容は適切か」です。
というのも、動画編集スクールで扱う内容はコースまたは講座ごとにバラバラであり、パッと見では自分が求める講座内容であっても詳しく見てみると編集ソフトが限定されていた、などといったケースもあるため。
また初心者でありながら実践的な内容が中心のコースを選択してしまうと、学習内容がまったく理解できないこともあり得るため、講座内容の部分は自分の目的やレベルに最適なものを見極めることが重要ですよ。
質問しやすい環境か
次に2つ目のポイントは、「質問しやすい環境か」です。
これはとくに初心者の方が気を付けたいポイントなのですが、スクールで初めて動画編集を始める方にとっては学習内容が難しく感じやすく、疑問も多くなりがち。
そういった場合にすぐに質問ができる環境でないと、内容が分からないまま学習が進んでいき、スキルが身に付かないだけでなくモチベーションの低下にも繋がります。
そのため、マンツーマンレッスンやチャット上での質問受付など、分からないことがあったらその場で疑問を解決できるような環境で学習を進めることが大事といえるでしょう。
無理なく支払える料金か
最後に3つ目のポイントは、「無理なく支払える料金か」です。
これは当たり前のことではありますが、受講料を払うことで金銭的に余裕がなくなるようなスクールでは継続して勉強ができないですよね。
また動画編集スクールは短くても3ヶ月、長くて1年程度のコース設定が多いため、長期的に費用がかかることが特徴。
そのため毎月かかる費用を事前に計算しておいて、無理なく利用を続けられるスクールを選ぶことがスキル習得への近道ですよ。
動画編集・映像制作を学べるスクール8選
前章ではスクールの選び方を解説しましたが、「選び方は分かったけど、実際どんなスクールがおすすめなの?」と疑問に思う方もいるでしょう。
そこでここでは、
- 実績がある
- 口コミ評価が高い
- 情報が多く信頼できる
といった条件でピックアップしたおすすめの動画編集スクールを8つご紹介していきますよ。
それでは1つずつ詳しくチェックしていきましょう。
テックアカデミー 動画編集コース
まず1つ目のおすすめスクールは、「TechAcademy 動画編集コース」です。
こちらのコースは、Photoshopなどで有名なAdobe社が提供している動画編集ソフト「Adobe Premiere Pro」の基礎から応用までの使い方を学べるコース。
特徴としては、
- 週2回のパーソナルメンタリングがあるため挫折しにくい
- 現役動画クリエイターからのチャットサポート
- 個人の実力に合わせて効果的な学習内容を提案してくれる
といったことが挙げられ、短期間で結果を出すことを目的としたカリキュラムになっています。
また、このコースはプログラミングスクールとして多くの実績のあるTechAcademyが運営しており、教育ノウハウや学習サポートには定評があるため、安心して学習をスタートさせたい方におすすめです。
料金 | 12週間プラン/259,000円 |
受講形式 | オンライン |
公式URL | https://techacademy.jp/videoediting-bootcamp |
セカジョブ!
次に2つ目のおすすめスクールは、「セカジョブ!」です。
セカジョブ!は、”在宅で稼ぐ副業スクール”をコンセプトに最短3ヶ月で動画編集スキルを習得できるスクールであり、Adobe社が提供している「Premiere Pro」、「After Effects」、「Photoshop」といった動画編集によく使用されるソフトの使い方を学べます。
またこのスクールで使われている学習カリキュラムは、現役の動画クリエイターが監修したものなので、実際の副業案件で役立つテクニックや情報で構成されていることはうれしいポイントです。
それに加え、Zoomやチャットを利用した学習サポート体制も整っているので、初心者でも疑問の解消がしやすいですよ
料金 | 中期コース/258,000円 |
受講形式 | オンライン |
公式URL | https://sekajob.jp/ |
デジタルハリウッド STUDIO by LIG
次に3つ目のおすすめスクールは、「デジタルハリウッド STUDIO by LIG」です。
このスクールではWebデザイナー、グラフィックデザイナー、ネット動画クリエイターといった3つのジャンルのコースを展開しており、ネット動画クリエイターコースでは、「動画マーケティング×モーショングラフィック」を学び、映像業界で即戦力として活躍できるようなスキルを習得できます。
またプロのクリエイターからの直接指導が受けられるので、気になることや疑問があればその場で解決できますよ。
それに加え転職サポートとして、
・履歴書や経歴書の添削
・ポートフォリオ作成のサポート
・転職セミナーの開催
などを実施しているので、転職が目的で動画編集を学びたい方にはとくにおすすめのスクールです。
料金 | ネット動画ディレクター専攻/300,000円 |
受講形式 | オフライン(校舎は上野、池袋、大宮の3か所) |
公式URL | https://liginc.co.jp/studioueno/ |
Udemy
次に4つ目のおすすめスクールは、「Udemy」です。
Udemyは厳密にいうとスクールではなくオンライン学習プラットフォームであり、個別の講義動画を購入することで自分に必要な内容を好きなだけ学習できるサービスなんです。
そのため、スクールを利用する際にありがちな「コースの大部分は学びたいけど無駄な部分もある」という状況を回避することができ、自分だけの最高効率で動画編集を学ぶことができます。
また現在Udemyで公開されている動画編集の講義動画は900個以上あり、
- iMovie
- Adobe Premiere Pro
- FinalCutPro
といった主要な動画編集ソフトの講義動画も充実しているので、安価で講義を受けたい方にはぴったりのサービスですよ。
料金 | 【1日完結】Premiere Proの使い方~動画クリエイターコース~/4,800円 |
受講形式 | オンライン |
公式URL | https://www.udemy.com/ja/ |
BYND
次に5つ目のおすすめスクールは、「BYND」です。
BYNDは、”PC持ち込み、1ヶ月で学ぶ。”をコンセプトに、最短1ヶ月の超短期間で動画制作を学べること最大の特徴で、1,200名の卒業実績を持つ信頼できるスクールです。
3つあるコースのうち動画編集を学べる「ビデオグラファーコース」では、編集ソフトの環境設定から編集の基礎トレーニング、卒業制作までを経験できるため、全くの未経験からでも動画編集を一人でできるようになりますよ。
さらにオフライン学習ならではの特徴としてその場で編集の実演もしてくれるため、編集技術を習得しやすい環境といえるでしょう。
料金 | ビデオグラファーコース/ー |
受講形式 | オフライン(校舎は渋谷、神宮、青山の3か所)orオンライン |
公式URL | https://hlywd.co.jp/bynd/ |
ヒューマンアカデミー 動画クリエイターコース
次に6つ目のおすすめスクールは、「ヒューマンアカデミー 動画クリエイターコース」です。
こちらのコースでは、動画編集だけでなくデザインや動画広告まで学べることが魅力で、動画制作のプロとして通用するレベルのスキル習得を目指せます。
具体的な内容としては、
・After EffectsとPremiere Proで動画編集技術を学ぶ
・PhotoshopとIllustratorでデザインを学ぶ
・クライアントワークを想定した実践的な課題に取り組む
といったように動画制作や案件受注に必要になるスキルをまとめて学習できるため、転職や副業にも転用しやすいスキルが身に付くでしょう。
また動画クリエイター総合コースでは、受講期間を6ヶ月と9ヶ月の2種類から選べるため、自分の学習ペースに合わせた最適な期間を選択できるのも評価ポイントです。
料金 | 動画クリエイター総合コース6か月/256,190円 |
受講形式 | オンライン |
公式URL | https://haa.athuman.com/academy/videoeditor/ |
クリエイターズジャパン
次に7つ目のおすすめスクールは、「クリエイターズジャパン」です。
クリエイターズジャパンは、動画クリエイターとして独立することが目的の人に向けて設立されたオンラインスクールで、現役プロクリエイターからの徹底指導が受けられます。
このスクールの特徴として、「短期間で動画編集をマスターできること」が挙げられ、
・1日1時間の勉強時間を確保すれば1ヶ月で学習が完結する
・オリジナルテンプレートで高クオリティな編集を短時間でできる
・LINE@での個別サポートにより、分からない時間を少なくする
といった取り組みがされているので、忙しい方でも気軽に動画編集を学ぶことができますよ。
それに加えオンラインサロンも設けられているので、仲間と切磋琢磨しながら学習できることもうれしいポイントといえるでしょう。
料金 | Premere Pro講座/79,800円 |
受講形式 | オンライン |
公式URL | https://creators-jp.com/ |
MOOCRES
最後に8つ目のおすすめスクールは、「MOOCRES」です。
MOOCRESは少人数での超実践型指導が特徴のスクールで、5ヶ月間で即戦力の動画編集スキルの習得を目指します。
実際の講義内容としては、Premiere ProとAfter Effectsの使い方などの技術面はもちろんのこと、
- クライアントへの交渉術
- 集客力をつけるための指導
- リアルな仕事の流れに沿った課題
などのように、フリーランスの動画クリエイターとして活動できるだけの能力が身に付くので、副業の延長に独立を考えている方におすすめのスクールといえます。
また1ヶ月目から5ヶ月目までの学習内容があらかじめ細かく設定されているので、学習の目標が立てやすく、初心者でも挫折しにくいでしょう。
料金 | マスターコース/600,000円 |
受講形式 | オフライン(校舎は東京、大阪の2か所)or授業日以外はオンライン |
公式URL | https://moocres.com/ |
動画編集のQ&A
これから動画編集の学習を始めようと考えている方の中には、学習前に感じる不安や疑問が多くあると思います。
そこでこの章では、動画編集を始める際によくある3つの疑問をQ&A形式で解決していきますよ。
それでは順番に見ていきましょう。
Q:未経験からのスタートでも大丈夫?
A:未経験からでも十分上達できますが、動画編集スクールの学習以外にも工夫をすることがおすすめです。
多くの動画編集スクールでは、未経験者や初心者を想定した学習カリキュラムが組まれているため、基本的には未経験でも上達できると考えて良いでしょう。
しかしスクールの学習内容についていけない場合もあるので、書籍での自習や目標とする動画編集スタイルの動画をよく見ることなど、スクール以外の時間でも学習する癖をつけておくとよりスムーズにスキルアップできますよ。
Q:仕事はどこで獲得できる?
A:クラウドソーシングを利用するのがおすすめです。
クラウドソーシングとは企業や個人が外部に作業を依頼する業務形態のことで、YouTuberも動画素材だけ撮影して動画編集を外部に依頼することは珍しくありません。
また有名なクラウドソーシングサービスには、「クラウドワークス」や「ランサーズ」などがあり、それぞれ数百件以上の動画編集案件が登録されているため、案件の獲得難易度が低いですよ。
Q:動画編集の副業はどれくらい稼げる?
A:副業の場合は月に3~10万円が相場です。
動画編集の案件には、
- YouTube動画
- 結婚式ムービー
- 企業のPR動画
などさまざまな種類がありそれぞれに単価相場が異なりますが、近年ではYouTube動画の案件数が圧倒的に多く、副業で扱う案件も同様にYouTube動画が多いです。
そんなYouTube動画案件1本あたりの単価は5,000円程度が多いため、副業であればほとんどの場合が月に3~10万円程度の収入になりやすいでしょう。
まとめ
今回はこの記事では動画編集スクールについて詳しく紹介・解説してきましたが、いかがでしたか?
最後にもう一度、動画編集スクールを選ぶ際のポイントとおすすめのスクールをまとめるので、一緒に振り返っていきましょう。
◇動画編集スクールを選ぶ際のポイント
- 講座内容は適切か
- 質問しやすい環境か
- 無理なく支払える料金か
◇動画編集・映像制作を学べるスクール8選
- TechAcademy 動画編集コース
- FIVE G TOKYO
- デジタルハリウッド STUDIO by LIG
- Udemy
- BYND
- ヒューマンアカデミー 動画クリエイターコース
- クリエイターズジャパン
- MOOCRES
ぜひこの記事を参考にしてあなたに合ったスクールを正しく選び、動画編集を始めるきっかけにしてみてください。